朝倉病院広報誌2022秋号
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1.毎日同じ時間に体重計に乗りましょう!2.ベルトは穴あきのものを使いましょう!3.「何かを食べてやせよう!」から、 「何かを食べるのをやめてやせよう!」へ4.食事開始は、まず野菜の大盛から!5.散歩(有酸素運動)は、お腹がすいて いる時に30分以上! 朝倉さわやかクリニック院長 松岡 宏専門分野:内科、循環器内科、禁煙外来趣  味:散歩、落語、うどん・そば打ち、お酒(ワイン)、ラジオ体操資  格:日本内科学会認定内科医・指導医日本循環器学会認定循環器専門医・日本心臓上級臨床医日本老年医学会認定老年病専門医・指導医1.毎日同じ時間に体重計に乗りましょう! まずは、自分の体重を知ることから始めましょう。体重は一日の中でも変わりますので、毎日、同じ時間に計ることを習慣づけましょう。ちょっとした体重の変化も見逃さず、毎日、前日よりも、そして、毎月、前月よりも減量をめざしましょう。2.ベルトは穴あきのものを使いましょう! おなか周りは体重を敏感に反映します。穴なしベルトではウエストが大きくなっても分からず甘えてしまいます。穴あきベルトならきつくなったら体重が増えたな(^^;)と分かりますし、ウエストが細くなってベルトの穴が一つずつ進んでくと、ダイエットの励みになります。3.「何かを食べてやせよう!」から、「何かを食べるのをやめてやせよう!」 りんごダイエットやバナナダイエットとか、何かを食べてやせようという考えは捨てましょう。それよりも食後に食べているデザートのプリンなど、何かを食べるのをやめましょう。余分に食べて体に蓄えることになる脂肪のもとをできるだけ減らすことを考えましょう。4.食事開始は、まず野菜の大盛から! まず、カロリーの少ない野菜で胃を満たし、カロリーのあるものを食べすぎないようにしましょう。私は、夕食にはまず丼ぶり一杯の生キャベツにカロリーが最小の〝青じそ〟ドレッシングをかけて、毎日ボリボリ食べておりました。5.散歩(有酸素運動)は、お腹がすいている時に30分以上! 運動すると、ブドウ糖が消費されてから(約30分後)脂肪が消費されます。空腹時は血中に糖分が少ないので脂肪が早く消費されるようになります。また、運動時の筋肉ダメージを回復させるために、運動前または後にはタンパク質を忘れずにとりましょう。 「こんなの全部は無理だ!」と思う貴方は、まず1)2)3)から始めてみてください。ダイエッットは長期戦でゆっくりと頑張ることが肝心です。1か月で500g体重が減れば、1年間でなんと0.5Kgx12か月=6Kgも減ります。〝ちりも積もれば山〟です。決して焦らず、どんと腰を落ち着かせてゆっくりと頑張りましょう。 さあ、この5箇条を守ったら、1年後にはあなたは見事にダイエットを成功させていることでしょう!?

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