第64回全日本病院学会［学会参加のご報告］

2023年12月22日

第64回全日本病院学会
開催日:今和5年10月14-15日
場所:広島コンベンションホール

　第64国全日本病院学会が上記日程に開催され、朝倉病院の職員数名が参加してきました。テーマは「未来の子ともたちへ～脱高齢ニッポン」でした。全日本病院学会学会長である大田泰正先生の基調講演では、2040年には国民の約35%が45歳以上となる未曾有の超高齢化社会を迎えるため、国家を支える生産年齢人口は減少の一途を辿り、社会保障全般にわたる改革が必要であるとしています。
　今後、人口減少と高齢化が更に加速・深刻化していき、病院・病床数は確実に減少していくことが予想される中で生き残っていくためには、地域の皆様に必要とされ、信頼される医療・介護サービスを提供し、スタッフ一丸となって地域から選ばれる病院づくりをしていくべきだと感じました。
　患者さん一人ひとりの病態・一個人として捉え、評価し理解することが、よりよい医療を提供する上で重要であり、患者さんとその家族、多職種との情報共有・連携が必須となってくると考えます。コロナウイルス感染対策による面会制限により、入院患者さんの状態を家族が把握しにくい中で、家族の不安を少しでも軽減する事ができるように、リモート面会に来られた際などには、患者さんの状態を正確に伝えていく事が必要であると感じました。

西2病棟　看護主任　安光 聡司